腕時計の豆知識~ 時計の種類 ~

① 駆動方式の違い

大まかに機械式・クオーツの2種類に分けられます。機械式についてはゼンマイの巻き上げ方式によって手巻き・自動巻に分けられます。

機械式時計は多くの歯車とゼンマイなどから構成されています。使われている部品自体が小さく、中には髪の毛より細い部品もあります。腕時計のような小さなもの中に数十~数百の部品が入っていますので、衝撃やゴミなどで歯車が少しでもズレてしまうと止まってしまいます。修理する場合は、人の手でのミクロ単位の調整が必要になりますので、オーバーホールなどは安くても数万円はします。

クオーツはその名の通り、クオーツ(水晶)に電圧をかけて振動させ、時計を正確に動かしています。機械式時計が一般的に1日で数秒進んだり遅れたりするのに対し、クオーツは年に数秒ずれるくらいです。これは振動数の違いによるものです。機械式時計もテンプと言われる部品を振動(往復運動)させて、正確な時間を刻むよう調整されていますが、一般的な機械式時計の振動数は1秒間に8回程度です。これに比べクオーツの振動数は30000回を超える為、機械式時計とは比にならないほど高い精度を出すことができます。

  • 手巻き
  • 自動巻き
  • クオーツ
・手巻き(hand wind・HW)
リューズを巻いてゼンマイを巻き上げ動力とする機械式時計。ゼンマイを一杯まで巻き上げると概ね2日間程度は動き続けるが、放っておくと止まってしまう為、定期的にリューズでゼンマイを巻き上げなければならない。アンティークの時計から現行の超高額な時計まで幅広く使われている。
・自動巻き(Automatic・AT)
構造的には手巻きと同じ機械式時計だが、半円形のローターが付くことによって腕を動かすたびにローターが回転し、勝手にゼンマイを巻き上げてくれるため、リューズでゼンマイを巻く必要が無い。現行のほとんどの時計が自動巻きを採用している。
・クオーツ(Quartz・QZ)
電池で動く時計。機械式の時計とは違い、電子回路やコイルなどが見られる。高額な時計になると、機械式のような綺麗な装飾を施した部品やカバーで回路を隠しているものもある。

② 形の違い

各メーカーから様々な形状の時計が発売されています。ここでは現在販売されている時計の代表的な形を紹介します。

  • ラウンド(円形)
  • スクエア(四角)
  • トノー(樽型)
  • レクタンギュラー(長方形)
  • オーバル(楕円)
  • クッション

③ 機能

腕時計にも様々な機能が付いているものもあります。もちろん機能が増えれば増えるほど内部の機械も複雑になり、定価も跳ね上がります。

クロノメーター スイス公認クロノメーター協会(C.O.S.C.)が厳しい精度検査を実施して認定する国際的な規格。
スクリューバック ねじ込み式の裏蓋で、防水性・防塵性・機密性に優れいている。
エスケープバルブ 飽和潜水の時に時計内に入り込んだヘリウムガスを排出させるバルブ。飽和潜水とはヘリウムと酸素の混合ガスのことで、体を水圧に耐えられる状態にしてから潜水する方法をいう。
ねじ込み式リューズ 防水性、機密性を高くするためのリューズ。一旦緩めないと操作できない。
回転ベゼル 時計の外周についている目盛で回転する部分。ダイバーズウォッチによく使われ、残り時間や経過時間を一瞬で確認することができる。
耐磁時計 磁気からムーブメントを守るために開発された時計。
クロノグラフ ストップウオッチ機能。文字盤に配置されたクロノ針で経過時間を計測することができる。
タキメーター 文字盤やベゼルに刻まれた目盛りで、平均時速や生産量などの測定機能。
フライバック クロノグラフで計測中であっても、リセットボタンでゼロに戻って計測を継続できる機構。
パワーリザーブ 機械式時計のゼンマイの巻上げ具合を表示し、不意に止まることを防ぐ機能。
デイデイト デイトが日付でデイが曜日。カレンダー機能。
ポインターデイト ダイアル外周の日付インデックスを針で指す機構
ムーンフェイズ 月の満ち欠けを文字盤の小窓に表示した機構。
デュアルタイム (GMT機能) メインの時刻表示以外に、もう一つの異なる時刻を表示する機能。
レギュレーター ひとつの文字盤に時針、分針、秒針が独立して配置された時計。
レトログラード 針が1回転するのではなく、扇型を描き端まで行くと瞬時に起点に戻って運針を開始する機構。
ジャンピングアワー 時間が切り替わる際、瞬時に文字盤に配置された次の時刻へ針が移動する機能。
ワールドタイム ベゼルを操作することで世界各地の標準時間が確認できる機能。
アラームウォッチ 設定した時刻を迎えたことを知らせる機能。バルカンのクリケット、ルクルトのメモボックスが有名。
コンプリケーション きわめて高度な複雑時計を(コンプリケーション・ウォッチ)と呼ぶ。パーペチュアル・カレンダー、ミニッツ・リピーター、トゥールビヨン、スプリット・セコンド・クロノグラフなどを組み合わせた時計をグランド・コンプリケーションと呼ぶ。
スプリット・セコンド・クロノグラフ 通称、ラトラパント(rattrapante)。2本のクロノグラフ秒針によって複数のラップタイムを計測できる機能。
アニュアルカレンダー 2月を除く月末の日付(30日もしくは31日)を自動補正するカレンダーのことをいう。
パーペチュアルカレンダー 月別の28 日、30日、31日だけでなく、4年に一度のうるう年も歯車でプログラムし、無修正で日付を表示できる永久カレンダー。
トゥールビヨン 地球の重力による誤差を自動的に修正し、高い精度を誇る複雑機構。
ミニッツリピーター ボタンを押すと、時刻を音で知らせる機構。


時計の修理屋さん
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